平素は一般社団法人福山青年会議所の運動・活動に対し、格別なるご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

福山青年会議所は、1960年に発足し地域の皆様とともに歩み始め、63年目を迎えました。新型コロナウイルス感染症拡大が未だ終息を見せないなか、福山の未来に想いを馳せ、これから生まれて来るであろう子ども達が「福山に生まれて良かった」と言ってもらえるよう日々議論を重ねております。

まちをより良くしていくための仕組み、新たな価値、新たなアイデアはどのようにして生み出していくものでしょうか。私はそのヒントは皆様が積み重ねてこられた歴史・伝統にこそあると考えております。これまでに築かれてきた価値とこれまではつながることが考えることの出来なかった価値をつなぎ、イノベーションを起こしたとき、新たな価値、アイデアが生まれるからです。2023年度のスローガンを「学び・創り・伝える～なくてはならない存在であれ～」といたしました。過去を学び・まちをより良くしていく仕組みを創り・その仕組みで展開される運動を未来に伝えていく。皆様のなかには「そんなことは当たり前だ」と思われるかもしれません。しかし、当たり前のことを当たり前にこなし、この「当たり前」の基準をあげていくことが大切です。

「未来」を生きる子ども達のため、「今」を生きる私たちは、「今」を諦めるわけにはいきません。あなたとともに、まちの未来になくてはならない存在となれるよう邁進してまいります。

一年間、どうぞよろしくお願いいたします。