びんご推し会議 中間発表➀
7月29日(土)iti SETOUCHI Cageにてにて『びんご推し会議中間発表会①』を開催しました。
今回のイベントでは、びんご推し会議ファイナル(2023 年 11月開催)に向けた中間発表会➀を行ないました。備後圏域内 6 市 2 町より推薦された 1 次産品を 2 次加工し商品化するストーリーや、商品コンセプトについて生産・加工者チームよりプレゼンテーションを行い、びんご推し会議審査員による Q&A・アドバイスをいただく機会を設けることで、より良い商品にすることを目的として開かれました。
びんご推し会議とは?地域の様々なコンテンツの発信を「推し」ととらえて、備後圏域の地域住民・行政・企業・諸団体が連携出来る仕組みを提供し、地域をより賑わいに溢れた状態に導くことを目的とした活動です。インスタグラム→→→びんご推し会議
びんご推し会議 審査委員紹介
各チーム発表後の審査委員Q&Aでは、発表者の課題や悩みについて、『ラベルのデザインを統一することで、購買者は同じメーカーであることを認知する』、『ネーミングはインパクトが大事』など的確なアドバイスがなされていました。
第1発表者 福山チーム 太進館/池口精肉店
課題:水産業は、気候や相場など外的要因で収入が左右されてしまうこともあり、就労者不足が深刻な問題となっているそうです。
商品コンセプト:豊かな甘い香りと柔らかな口当たり、深い旨味が特徴の走島産海苔のを使用した、『海苔ソーセージ』を提案されました。その販売を行う事で、安定した収益などの確保の一助とされるそうです。
※瀬戸内海らしくバーベキューのお供にも抜群ですね!
第2発表者 府中チーム モロショク/Cafeあおぞら3丁目
課題:諸田ごんぼう(別名:モロショク)は地元では人気が高いごぼうの一種だが、農家の高齢化と若手農家の人手不足により生産量に限りがあり、冬の時期しか流通が出来ず、地元以外での知名度がほぼない現状だそうです。
商品コンセプト:地元で人気のCaféに諸田ごんぼうを原料にした『ごんぼうチーズケーキ』を作ってもらうことで、将来の農業の担い手や農業の普及に繋げることを提案されました。 ※移住してきた方いわく、今まで食べたごぼうの中で一番おいしいごぼうだったそうです!
第3発表者 三原チーム BACK valley
課題:放置された竹林が大雨時の土砂崩れの原因の一つとなっているが、それを解消するリソースが少ないことが問題となっているようです。
商品コンセプト:放棄された幼竹を伐採し、塩漬けすることで「里山メンマ」として流通させることで、竹林の再生と国産メンマの市場流通を増やすことを提案されました。
※市場に流通している、99%は中国産メンマだそうです!
第4発表者 井原チーム 井原ゆず農家/井原ゆず加工部
課題:ゆずの生産者の高齢化と収益の不安定、また県内でも有数の生産量を誇っていますが、地域での認知度が低いそうです。
商品コンセプト:『ゆず豆腐・ゆず和菓子』として井原産のゆずをを使用してもらう事で、ゆずの認知度を上げ、収益も安定させることで後継者を安心してもらう環境を作ることを提案されました
※2つと風味がとても素晴らしそうです!
第5発表者 笠岡チーム Hotひと息/ダイエットクックサプライ
課題:トマトは、10日間ほど常温で販売可能ですが、味のばらつき、割れ、熟しすぎなどで、野菜特有のロスがあり、利益確保が大変難しいそうです。
商品コンセプト:醗酵食品の味噌と、リコピンがたくさん含まれているトマトを組み合わせて、健康志向のお客様にも満足していただけて、幅広い料理に転用可能な商品として『トマト味噌』を提案されました。
※ロスの収益化にもつながり、非常に斬新な商品と感じました!
次回、びんご推し会議中間発表② 2023年9月17日(日) iti SETOUCHI コワーキングスペースtovioにて開催します。
備後圏域の魅力を知る・学べる機会ですので、皆様のご参加お待ちしております。